2007 年10月04 日

昭和の銭湯 喜代の湯>東千葉

昭和の銭湯 喜代の湯
喜代の湯
喜代の湯
住所:千葉県千葉市中央区椿森1丁目22-1
電話番号:043-251-8721
料金:420円

東千葉駅から徒歩5分足らずの好立地、駅のホームから煙突が見えるくらいだ。にも関わらず、閑静な住宅街の中にあるような雰囲気で、昔ながらのスタイルを保っている。
事前に電話で営業時間を問い合わせたらお婆ちゃんが出て「お風呂の方は暇なのよ〜、だからお客さん居なくなったら閉めちゃうからね〜」とのことだった。
お決まりのコインランドリーとの併設でそちらは繁盛しているのだろう(^_^;)。全体的にこじんまりとしていて、入口も男湯女湯の境が小さくどちらに入ろうか迷ってしまったほど。ゲタ箱も昔ながらの木札のカギ、中に入るとちゃんと番台が有り、タイムスリップしたかのような雰囲気に包まれる。
車輪付きのでっかい体重計がドンっと良い場所に置いてある。薄っぺらいアルミ製の昔ながらのカギが付いたロッカー、その上には常連客の風呂道具がぎっしりと置いてあり、やはりお決まりの「ぶら下がり健康器」を利用した物干しにも常連客のタオルやアカスリが掛けてあった。
コーヒー牛乳やマミー、ビールの入った冷蔵庫の横にはマッサージ椅子、女湯との境の壁にはでっかい鏡、その脇には20円を入れて使うドライヤー。全てが昔のまま保存されているような感じだ。

脱衣室の割にはお風呂場が小さかった。入るとすぐ足拭きマットも置く場所が無いくらいに接近した洗い場。両脇にあるシャワーブースは時代に合わせて後付けであろう。
なんと桶はケロリンの小!しかし残念ながら椅子は真っ白だった。
全部で20名ほどの洗い場には固定式のシャワーが付いている。こちらは温度調整は利かない。蛇口はお湯と水が別れている「押している時だけ出る」昔ながらのものだ。おそらく固定シャワーも時代に合わせた後付けであろう。

肝心な湯船はというと、小さめな湯船が3つ、横に並んでいる。それぞれ名前が付いているのだが忘れた。ひとつは「薬風呂」あとの二つはジャグジー風にジェットが出ている。この辺も時代に合わせたようなのだが、普通の湯船が二つともジャグジーなのは残念だった。ひとつぐらいは落ち着いて入るような風呂が有っても良いと思うが...
二つのジャグジー風呂は、片方は胸ぐらいまでの深さが有り、中腰程度でクビまで漬かってしまう。もう片方は浅めで床に座って丁度良い程度の深さだ。
昔の銭湯はジャグジーなど無く、片方は普通の温度、もう片方は熱くて深い湯船が定番だった。おそらくその名残りであろうと想像できる。
ふたつのジャグジー風呂と薬風呂はいずれも熱く、温度計は47度を挿していた(^_^;)。薬風呂は茶色で、ちょうどウーロン茶と同じような色。手ですくっても赤茶色が判るほどだ。葛根湯の臭いがした。

せっかくケロリン桶があるのに本当に残念なのが、湯船の向こうに「絵」が無いのである(;_:)。これだけ昔ながらの雰囲気を保っているのに残念!久しぶりに富士山の絵を見れると期待したのだが....

喜代の湯2松美庵が行ったのは開店時間の15:30ちょうどで、比較的空いているせいもあったのか、なにげに数人の方から声を掛けられて、湯船で話し込んでしまった。帰りには「お先に!」と声を掛けてくれたり...その辺の人情は「庶民の社交場」という役割りを今だに果たしていると肌で感じた。

子供の頃育った練馬の大泉学園は、東京の中では一番はずれだが、同じような人情味溢れる環境だった。小さい桶にせっけんとタオルを入れて毎日銭湯へ通った。
小学3年の時にうちも内風呂生活になり銭湯から離れてしまった。その3年後には同級生の家でもあった銭湯も廃業してしまった....
おそらく喜代の湯で味わった雰囲気と人情味はそれ以来だったかもしれない。
女湯との境は低く、向こう側のお喋りが聞こえてくる。湯船に漬かっていると「おーい出るぞー!はいよ!」という声が今にも聞こえてくるような錯覚に陥った。

懐かしい「昭和」を味わうには良い銭湯だ。特に脱衣所に限っては昭和30年代のままだと思う。

2007.10.04


タグ:銭湯 昭和 千葉
posted by 松美庵 at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 銭湯
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