山頂付近にバスが近く付くと急に日差しが出てきた。そう!雲の上まで登ったんですな。これはラッキー、この分ならあの有名な湯釜を見る事ができる。
山麓のレストハウスにバスが到着しそこからは徒歩で山頂に向かう。15分ぐらいだという。
ふだん登山には縁のない松美庵にとっては、ちょっとキツかったけど、予定通り15分程度で到着。登りあがるとひらけるように広々と湯釜が見えた。
湯釜の水(お湯?)は酸性度が強く、もし中に入ったら溶けてしまうと脅かされた(*_*)。そんな怖い話しと相まって周辺に草木は無く、エメラルドグリーンの湖はとても神秘的だ。
この時期、こんなにはっきり見えるのは珍しいらしい。オプショナルツアーを申し込むときに、他のみなさんは「どうせ霧だから行かない」と言っていたが、これならみなさんに自慢できるぞ!と記念撮影をパシっ!
レストハウスに戻ってまだ時間が余っている。昼食を簡単に済ませていたのでレストハウスにて「そば」を食べることにした。てんぷらそばと日本酒を注文。旅行中の昼間から飲むお酒はうまい!他のお客さんは無く、ひっそりとしている。お酒と共に漬物をサービスしてくれた。
食べ終わってから、おみやげもの屋さんを見る。「諸国温泉一覧」という手ぬぐいが飾ってある。よく見ると明治初期に監修したものを印刷しているらしい。日本全国の有名な温泉を相撲の番付表のように書いてあり、全部で百箇所ぐらい載っている。
これを全て行ったらすごいなぁ、なんて考えてたら欲しくなった。とりあえず買いました550円。すべて行くか行かないかは別として...
おみやげもの屋さんのおねぇさんとちょっと話し込む。やはり今日のこのような天気は珍しいとのことだ。もっと良く晴れた日には富士山も見えるらしい。
帰りの時間になったのでバスに乗り込む。発車してまもなくバスが霧に包まれた...
つづく